2020年F1第9戦トスカーナGPが行われるムジェロ・サーキットは、中~高速コーナーが連続するタイヤに厳しいサーキットだ。今回ピレリがムジェロに持ち込んだタイヤは、もっとも硬い組み合わせとなるC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の3種類だった。

 おなじ組み合わせとなったシルバーストンで行われた第4戦イギリスGPもタイヤに厳しいサーキットで、その予選では優勝を狙うドライバーたちは予選Q2でソフトではなく、ミディアムを選択していた。なぜ今回のムジェロでは、予選でトップ3に入ったメルセデスのふたりとマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、Q2をミディアムで自己ベストを狙いに行かず、ソフトでQ2を突破したのだろうか。

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