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F1 ニュース

投稿日: 2020.10.02 18:43
更新日: 2020.10.02 19:01

ホンダ八郷隆弘社長「アルファタウリ・ホンダF1の初優勝は、努力が実を結んだ結果。言葉にできないほど嬉しい」

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F1 | ホンダ八郷隆弘社長「アルファタウリ・ホンダF1の初優勝は、努力が実を結んだ結果。言葉にできないほど嬉しい」

「一方、私どもホンダの事業環境に目を向けますと、自動車業界は100年に一度と言われる大転換期を迎えています。ホンダも将来の新たなモビリティ、そして、新たな価値創造に向けて注力していくことは以前よりお話しさせていただいています」

「なかでも、環境への取り組みはモビリティメーカーにとって最重要テーマのひとつとして捉えています。2011年には『自由な移動の喜び』と『豊かで持続可能な社会』の実現をビジョンに掲げ、地球環境に与える負荷をゼロにすることを目指し取り組みを進めてきました」

「このたび、ホンダはこの取り組みをさらに加速させ持続可能な社会を実現するために『2050年にカーボンニュートラルの実現』を目指すことを決意しました。そして、そのために、2050年までの通過点として現在掲げている『2030年に四輪車販売の3分の2を電動化する』という目標についても、カーボンフリー技術の投入をさらに加速させていきます。この実現に向けて、ホンダは、将来のパワーユニットやエネルギー領域での研究開発を重点的に強化しています」

「今年4月には、将来技術に取り組む研究所の体制を一新し、新組織『先進パワーユニット・エネルギー研究所』を設立しました。ホンダがこれまで培ってきたFCV、バッテリーEV、そして、航空機向けターボジェットエンジンなど、さまざまなパワーユニット技術を生かし、将来のカーボンニュートラル社会を支える新たなパワーユニットの研究開発をスタートしています」

「また、カーボンニュートラル実現のためには、パワーユニットそのものだけでなく、エネルギーを含めたカーボンフリー化が必要です。ホンダではこれまでも様々なエネルギー技術の研究を行ってきましたがこの領域も大幅に強化していきます」

「将来、カーボンニュートラルを実現するために、今回大きく舵を切り、この新たなパワーユニットとエネルギーの研究開発に経営資源を集中していきます。その一環として、今回F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術、そして人材を先進パワーユニットとエネルギーの研究開発に振り向けることにしました」

「こうして、さらに強化した研究開発体制の下、先進パワーユニットとエネルギー技術の創造、そして、将来のカーボンニュートラル実現に集中して取り組んでいきます。

「F1では、優勝という目標を達成でき、一定の成果を得ることができました。その力をこれからは、パワーユニットとエネルギーのカーボンフリー化『カーボンニュートラル実現』という新しいフィールドでの革新に注ぎます。これはF1同様に大変難しいチャレンジであり、社会とともに取り組んでいくべき大きなチャレンジとなります」

「本日の発表は『カーボンニュートラル実現』という新たな挑戦に向けた決意表明でもあります。ホンダは、ステークホルダーの皆さまとともに、カーボンニュートラル社 会の実現を目指し、ホンダの総力を挙げてチャレンジをしていきます」

「ホンダは、創業以来モータースポーツへの挑戦を通じて技術の進化と技術者の育成、そして、勝利を目指す熱い情熱を育んできました。レース活動はホンダのDNAです。これからも熱い想いを持って参戦しているカテゴリーでのNo.1を目指し、チャレンジすることに変わりはありません」

「ファンの皆さまのご期待に応えるべく、今シーズンの残り7戦。そして、2021年シーズンに向けては、よりパフォーマンスを高めた新しいパワーユニットも投入し、レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリとともに、さらなる勝利を目指して最後まで全力で戦い抜きます」

「ぜひ、ホンダのモータースポーツ活動、そして、ホンダの新たな挑戦に皆さまの変わらぬご理解、ご声援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます」


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