70年のF1の歴史の中で110人目のウイナー誕生の瞬間。

F1参戦190戦目、ついに初優勝を掴んだペレス。ボクシング軽量級のタイトルマッチぐらいでしか馴染みのないメキシコ国歌がバーレーンの夜空に鳴り響いた。

メキシコ人F1ドライバーの優勝は1970年ベルギーGPのペドロ・ロドリゲス以来、50年ぶりの快挙。今シーズンは開催されなかったが、メキシコGPの行われるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、このペドロと弟のリカルドの「ロドリゲス兄弟サーキット」という意味の名がつけられている。

近年のF1では中堅チームのドライバーが常勝メルセデスF1の牙城を切り崩し、優勝を手にするのは容易なことではない。今季それを成し遂げたピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスが、ポディウムに座り込みしみじみと感慨にふける姿は、見る者の心を熱くした。

「ここまで来るのに10年かかった」と2011年にザウバーF1から小林可夢偉のチームメイトとしてデビューしたペレス。これまでマーク・ウェバーが持っていた130戦目を大幅に上回り、190戦目で史上最も遅い初優勝の記録を樹立した。ちなみに3位はルーベンス・バリチェロの123戦。初優勝が111戦目のニコ・ロズベルグ、113戦目のジェンソン・バトンは遅咲きながらも、共に一度ずつチャンピオンを獲得している。

来季はチーム名が変わるレーシングポイントF1とルノーF1の表彰台。かつてチームメイトだった頃は、幅寄せしてペレスをウォールに押し付けたりしたこともあったエステバン・オコンだが、自身初の2位表彰台でペレスの初優勝を祝うことになるとは。2人とも意外と相性がよかったのかも?

2位のトロフィーに自撮りする姿が映り込んでいるオコン。昨年はシートを失い苦しい1年を過ごし、復帰を果たした今季もチームメイトのダニエル・リカルドにやられっ放しの印象が強かったが、シーズン終盤にしっかり結果を残してみせた。

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