アルガルベ・サーキットでの初開催だった昨年のポルトガルGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、勝者ルイス・ハミルトン(メルセデス)に30秒近い大差をつけられての3位獲得が精一杯だった。それに比べ今回の2位表彰台は、「確実に戦闘力の向上が実感でき」「開幕2戦で見せた実力が裏付けられたレースだった」と、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは総括した。
しかし一方で、「まだまだ(メルセデスに)追いつき、追い越せという状況は変わっていません」とも。それだけに「マシン戦闘力を総合的に判断できるベンチマーク的なコース」であるバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催される次戦スペインGPの展開には、田辺TDも大いに注目していた。