☆☆☆☆ フェリペ・マッサ
 「おつかれさま」――ブラジルで燃え尽きたかと思いきや、250戦目を堂々と戦いきる9位。左周りコースで11勝中5勝、ここアブダビでは7戦すべて入賞。マッサは最後までマッサらしく、左周りに強かった。

☆☆☆☆ ニコ・ロズベルグ
 一世一代と言えるようなオーバーテイク、20周目にフェルスタッペンをサイド・バイ・サイドで抜き去った。個人的にはあれこそタイトル制覇に値するプレーだったと思う。“守りイメージ”が強いニコ、ガチンコ勝負に弱いニコ……、そうであったら王座にはたどり着けない。攻めと守りのベストバランス、それが33人目・新チャンピオンのレーシング・キャラクターだった。

☆☆☆☆☆ セバスチャン・ベッテル
 チームとともにできる限りのことをする、第2スティントを伸ばし最後にSSに賭けた。もしタイトル決戦でなかったならば、最終ラップまでに幾度も前方ロズベルグとハミルトンに仕掛けていっただろう。異様にスローな超接近戦、しかし4冠王は自制した。ニコのためでもなくルイスのためでもなく、このスポーツの威厳を損なわないために――。

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