そんなホンダも残念ながら、第10戦イギリスGPと第11戦ハンガリーGPでフェルスタッペンが立て続けに不運な事故に見舞われてしまったため、夏休み前最後の一戦となったハンガリーGPでハミルトンに逆転を許してしまった。ただし、今シーズンここまでの戦いを振り返ると、マシンの競争力はレッドブル・ホンダのほうが安定しているように思える。

 今シーズン、フェルスタッペンが表彰台を逃したのは3回(第6戦アゼルバイジャンGP、イギリスGP、ハンガリーGP)あるが、いずれもアクシデントに巻き込まれたことが要因だった。これに対して、ハミルトンも表彰台は3回逃しているが、こちらはいずれもパフォーマンス不足(モナコGP)と自らのミス(アゼルバイジャンGP、第9戦オーストリアGP)。つまり、実力的にはフェルスタッペンのほうがハミルトンを上回っているといっていいだろう。

 したがって、タイトル争いで2番手に下がったレッドブル・ホンダだが、パフォーマンス的には十分メルセデスと戦える力はある。後半戦の緒戦となる第12戦ベルギーGPや第13戦オランダGPはサーキット特性的にレッドブル・ホンダに有利なだけに、レッドブル・ホンダが後半戦の開幕早々に首位の座を奪還する可能性は十分考えられる。レッドブル・ホンダのマシンがメルセデスよりもサーキットを選ばないことを考えると、一度逆転すれば、その後はタイトル争いを有利に進めることだろう。

 あとは、イギリスGPのクラッシュでダメージを負ったフェルスタッペンのパワーユニットに対して、レッドブル・ホンダがどのような戦略を敷くかだ。クラックが入ったICEをどのように補修するのか。事実上、ICEを1基失ったレッドブル・ホンダがどこで4基目を投入するのか。

 ラストシーズンとなる2021年にホンダは悲願のタイトルを獲得できるのか。いずれにしても、ホンダが記憶に残る戦いを披露することは間違いない。

■辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
ホンダF1辛口コラム 前半戦総括:効果のないメルセデスとの心理戦を止めてレースに集中を

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