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F1 ニュース

投稿日: 2021.08.29 17:26
更新日: 2021.08.29 17:27

角田裕毅が日本語講師に。予選で煌めくふたりのヒーロー【SNSピックアップF1第12戦(2)】

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F1 | 角田裕毅が日本語講師に。予選で煌めくふたりのヒーロー【SNSピックアップF1第12戦(2)】

●予選で煌めくふたりのヒーロー

 そして予選がスタート。新人勢には難しいコンディションだったのは言わずもがな。一方でこの機会を味方につけたのがウイリアムズのジョージ・ラッセルとマクラーレンのランド・ノリス。Q3へ順当に進出したのは見事だった。

 しかし雨量が増したQ3のファーストアタックでノリスがクラッシュしてしまう。直前にはアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが「赤旗だよ」と雨量の多さを懸念する無線を飛ばしていた矢先の出来事だった。

 幸い自力でマシンを降りることができたノリス。後方を走行していたベッテルがマシン越しにノリスの下へ向かい安否を確認する姿は、世界中から共感を得ていた。

 ノリスは自身のInstagramで容態を報告。左腕が痛々しいが、決勝レースには出走できそうで何よりだ。

 小一時間ほどの赤旗中断を経てセッションは再開。最終的にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールを獲得。隣国から到来したオレンジ軍団も大喜び。スパに歓声が響き渡る。

 だが、なんと言ってもこの日のスターはラッセルと言って良いだろう。メルセデスではなくウイリアムズのマシンで2番グリッドを獲得して見せた。

 本人も周囲も、まるでポールポジションを獲得したかのような喜びと祝福ムードに包まれていたのが印象的だった。

 無線越しに聞こえるチームメイトの喜びが、これまでの苦悩を物語っているようだ。初入賞を果たしたハンガリーGPで流した涙は、あっという間に嬉し泣きになりそうだ。

 近い将来のチームメイトになるであろうメルセデスのルイス・ハミルトンも祝福のグータッチ。意味深な一枚とも捉えられる。


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