●波乱連続のフリー走行&予選

 海岸が近いためコースに砂が入りやすくスリップしやすい路面状況になりやすいザントフォールト。フリー走行3回目ではフェラーリのカルロス・サインツJr.がターン3でスピンしマシンを大きく破損させるクラッシュ。

 幸いサインツJr.は無事だったが、メカニックにとっては予選までにマシンを復旧させるべく、勝負の3時間が始まった。

 コース幅が狭く全長が短いレイアウトのため、満足のいくアタックができない現象も散見された。レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは今季初となる予選Q1落ちに。ベテランのセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)もアタック中にトラフィックの餌食となってしまった。

 ここ2戦好調をキープしているウイリアムズが2台揃ってQ2進出。Q3進出をかけジョージ・ラッセルが鬼神のアタックを見せていた矢先、最終コーナー手前で痛恨のスピン。

 赤旗中断後もニコラス・ラティフィがクラッシュしてしまいウイリアムズには悔しい結果に。一方でQ3進出を賭けた争いができている点を見れば、マシンが着実に進化していることとも言える。

 そんな荒れ模様の予選を制したのは地元の英雄、フェルスタッペン。トップタイムを計測した際の大歓声は言わずもがな。

 またフェルスタッペンに肉薄したメルセデスのルイス・ハミルトンに対しても声援が送られる、スポーツの模範的な清々しい雰囲気がそこにはあった。

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