長いキャリアの末にいつかその時が来ると分かっていても、寂しさは否めない。一杯のコーヒーを淹れて、彼が描いた色とりどりのシーンを思い出してみると──途切れることなくよみがえる記憶に、我ながら驚くファンはきっと数多い。

 2006年モナコGP。リタイアした後、クルーザーで飲酒するキミ・ライコネンの様子がレース中の国際映像に映し出されたレースだ。インターネット上にアップされた“続編”、デッキの2階から転落する豪快な酔いっぷりも話題になった。褒められたことではないけれど、裏表がなく、人目を気にして取り繕うようなことをいっさいしないキミの一面が表れたエピソードを、ファンはむしろ微笑ましい気持ちで受け止めた。それは、彼のなかに厳然と存在するもうひとつの一面、ドライバーとして一点の曇りもない清廉さを、誰もが感じ取っていたからだと思う。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円