ハースF1ミック・シューマッハーとの接触を謝罪するフェルナンド・アロンソ。2005年に父ミハエルの6年連続8度目の戴冠を阻んだ男が、16年後にその息子と同じフィールドで戦っている姿は感慨深い。

初めて予選Q2で戦ったミック。マシンのレギュレーションが大きく変わる来シーズンは飛躍の年となるか?

いくら姉妹チームとはいえ、アルファタウリF1の角田が「ホンダF1とマックスに今季のタイトルを獲ってもらいたい」とレッドブルF1のフェルスタッペンを援護する発言を表立ってするのは珍しい。「20周目まで粘りたかった」と本人は悔やんだが、雨のなかハミルトンを8周目まで抑え込んだのは見事だった。

このトルコGPが今季のヨーロッパラウンド最終戦となるため、ホンダF1のモーターホームでのおいしい和食はこれが食べ収め。角田がF1デビューイヤーに遠く離れた異国の地で、これだけの食事にありつけたことは大いに助けとなったはず。

「コロナのバカ!」とぶつける場所のない怒りの声が日本中の各所から聞こえてきそうだった週末。やっぱり特別仕様のカラーリングで戦うホンダ勢4台を、本当は目の前で応援したかった。

直近7戦でチャンピオンシップのリーダーが4度交代。しかも、お互いに相手を8ポイント以上を引き離すことができないほど息の詰まる僅差の争いが続いている。タイトルはどちらに転がるのか、この先はワンミスが即脱落となりかねない。

残りは6戦、同じ目標に向かって持てる力をすべて結集。ともに戦う最後の瞬間までレッドブルとホンダの絆はさらに深まっていく。

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