2021年F1第16戦トルコGPであからさまにチームオーダーを無視したアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)の判断は“理想的”ではなく、ふたりのドライバーがイスタンブール・パークでトップ10フィニッシュを飾ることができなかったのはそのせいだったのかもしれない。
トルコGPのレース終盤、ジョビナッツィは入賞圏外を走行しており、彼よりも速かったチームメイトのキミ・ライコネンとポジションを替わるように要請された。しかし2022年のアルファロメオのシートを確保するために戦っているジョビナッツィは、指示を無視して代わりに“ペースを上げる”ことを選んだ。