──レースではすぐにバルテリ・ボッタス(メルセデス)が迫ってきて、状況としてはトルコでのルイス・ハミルトン(メルセデス)とのバトルと似ていたわけですが、そこでタイヤを使いすぎることもなかったのですか?
本橋CE:ええ。その時に限らず、第2スティント、それから特に第3スティントですね。青旗が振られるなか、同時に直近のライバルとも戦っていた。そこでしっかり状況をコントロールできていましたね。非常に落ち着いて、状況を把握しながら走っていたと思います。
スタートも慎重にいくだけではなく、アグレッシブに入って行って順位をふたつ上げていた。アグレッシブさと状況の見極めの、両方ができていましたね。周囲がしっかり見えていると感じました。
──スタートの蹴り出しがよかっただけでなく、そのあとの位置取りも素晴らしかった。
本橋CE:そう思います。うまくやってくれたと同時に、危なっかしさは感じなかった。1コーナーへの飛び込みで、しっかり状況が見えていたのだと思います。
──Q2でミディアムタイヤが使えなかったことでレースでの影響が危惧されましたが、そのハンディキャップはまったく感じさせなかったですね。
本橋CE:はい。全然感じなかったです。自分に与えられた条件を、落ち着いてこなしていた。戦略を最大限活かすドライビングをしていました。ソフトのグリップのよさというアドバンテージを、スタートでは十分活かしてましたね。

