初開催のF1サウジアラビアGPでのアルファタウリ・ホンダは、初日から安定した速さを発揮。2日目の予選ではピエール・ガスリー、角田裕毅が前戦カタールに続いて揃ってQ3に進出。なかでも角田はデビュー以来初めて、ミディアムタイヤでトップ10に勝ち残ることに成功した。

 残念ながら決勝レースでの角田は接触事故でポイント獲得はならなかったが、ガスリーは6位入賞。カタールで課題だったレースペースの遅さも、大きく改善することができた。とはいえホンダF1の本橋正充チーフエンジニアとしては、「ライバルたちも決勝に向けてかなりペースを上げていた」「相対的な競争力がちょっと手薄だった」と、決して満足していない。

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