具体的な変更点についてはマクラーレンもホンダも明かしていない。しかし、ホンダF1総責任者の長谷川祐介氏が、F1復帰にあたって採用したコンパクトな“サイズゼロ”のコンセプトから離れることにゴーサインを出したとの情報を得たと、英AUTOSPORTが伝えた。

“サイズゼロ”のデザインにおいて、パワーユニットのパッケージングをできるだけコンパクトにするため、タービンとコンプレッサーを内燃機関(エンジン)のVバンクの中に収めるスプリットターボ方式が採られた。

 しかしホンダはそのコンセプトの欠点が利点を上回っていると考え、メルセデス式のレイアウトに変えることを決めたという。王者メルセデスは、エンジンの片側にコンプレッサーを、もう片方にタービンを配置する方式を採っている。

 メルセデス同様、ターボチャージングシステムのふたつの要素、タービンとコンプレッサーはVバンク内を渡るシャフトでつながれる。
 さらに、インタークーラーはシャシーとパワーユニットの間に収められ、それによってパワーユニットの重心は大幅に下げられる。

 パワーユニットのサイズはこれまでよりわずかに大きくなるが、それでもマクラーレンは2017年型MP4-32のリヤエンドのパッケージングを非常にタイトに抑えることが可能であると考えられている。

 昨年、エネルギー回生の性能が大きく向上したと感じたホンダは、内燃機関の改善に重点的に取り組んできた。

 ホンダはまた、フェラーリが有効に活用しているターボジェットイグニッションシステムに類似した、マルチジェットインジェクターシステムを採用するものと予想されている。

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