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F1 ニュース

投稿日: 2022.10.05 18:18
更新日: 2022.10.05 18:22

【全ドライバー独自採点/F1第17戦】チャンピオンもミスする難コンディションで力を発揮したペレスとノリス

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F1 | 【全ドライバー独自採点/F1第17戦】チャンピオンもミスする難コンディションで力を発揮したペレスとノリス

■評価 8/10:またもや不運に襲われたアロンソ

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ):予選5番手/決勝リタイア

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は今回もチームメイトより優れた走りを見せてA522をグリッド3列目につけた。スタートでランド・ノリスの後ろに下がったが、長くマックス・フェルスタッペンを抑え続けた。しかし残念ながらエンジンが息絶えたことで、またもやその速さにふさわしい結果を得られなかった。

2022年F1第17戦シンガポールGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の出走350戦目をドライバーらが祝福
2022年F1第17戦シンガポールGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の出走350戦目をドライバーらが祝福

■評価 7/10:いつもほど冷静ではなかったフェルスタッペン

マックス・フェルスタッペン(レッドブル):予選8番手/決勝7位
カルロス・サインツ(フェラーリ):予選4番手/決勝3位
ダニエル・リカルド(マクラーレン):予選17番手/決勝5位
ランス・ストロール(アストンマーティン):予選12番手/決勝6位
ピエール・ガスリー(アルファタウリ):予選7番手/決勝10位

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)には、今回タイトル獲得の可能性があったが、それが関係してか、通常より冷静ではなかったように見える。Q3でミスを犯したため、チームはそのラップをアボートするよう彼にアドバイス。しかし燃料が不足し、次のラップも断念しなければならなかった。走り切っていれば、ポールを獲得した可能性があったが、彼が予選後に示した反応は褒められたものではない。

 スタートでアンチストールに入ってポジションを落とした後、うまく挽回しつつあった。しかしノリスを抜こうとしたところでブレーキングにおいて判断ミスを犯し、タイヤにフラットスポットを作り、追加のピットストップが必要になった。その後の追い上げで、なんとか7番手をつかむことができた。

 カルロス・サインツ(フェラーリ)は3位を獲得したものの、予選ではポールポジション争いに加わっていただけに、自分のレースに満足していなかった。良いスタートを切ってルイス・ハミルトンの前に出た後、最後までそのポジションを守り、フェラーリに貴重なポイントをもたらした。しかしインターミディエイトでもスリックでもルクレールのペースには及ばず、彼自身、そのことに困惑していた。

 ダニエル・リカルド(マクラーレン)はシーズンここまででベストの5位を獲得、その貢献もあってマクラーレンは選手権ランキングでアルピーヌの上に浮上することができた。予選はひどかったが、リカルドは決勝序盤の数周で大きくポジションを上げ、ミスなく走った。チームがスリックに交換するのを遅らせたことにより6番手に浮上、フェルスタッペンがミスで後退したため、リカルドは5位に上がり、真の笑顔を取り戻した。

 アストンマーティンは今回、好結果を挙げた。ふたりのうちで上位に入ったのはランス・ストロール(アストンマーティン)の方だった。予選Q2でスリックを履くというギャンブルは実を結ばなかったが、レース戦略は完璧で、それによってストロールはピエール・ガスリーや角田裕毅の前に出ることができた。今回のストロールはひとつのミスもせず、シーズンここまででベストの走りを見せたといっていいだろう。

 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が1ポイントにとどまったのは気の毒だ。予選では7番手を獲得、決勝では堅実にポイント圏内を走っていたが、チームがスリックに交換すると判断したのが早すぎたことで、ポジションを落とした。レース後、悔しさを表していたのも理解できる。

2022年F1第17戦シンガポールGP 25歳の誕生日を迎えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
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