F1が、環境やコスト面の理由から、タイヤブランケット(タイヤウォーマー)の廃止に向けて動いているなか、ドライバーたちが安全面に関する強い懸念を示している。現時点では、タイヤブランケットの使用を2024年に中止し、それを前に段階的に最高温度が下げられていく予定だが、2023年には温度引き下げが行われないかもしれない。
2021年にはフロント100℃、リヤ80℃だったものが、今年は両方70℃に下げられ、2023年には50℃に設定される予定だ。
この新しい設定を、アメリカGPの2023年プロトタイプタイヤテストの際にチームは試した。ドライバーたちの反応はネガティブなものであったため、ピレリはメキシコでのテストでは70℃に戻したうえで、温める時間を短縮した。