■評価 8/10:かつての速さとアグレッシブさを見せてくれたリカルド

ジョージ・ラッセル(メルセデス):予選2番手/決勝4位
カルロス・サインツ(フェラーリ):予選5番手/決勝5位
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ):予選9番手/決勝19位(DNF)
ダニエル・リカルド(マクラーレン):予選11番手/決勝7位

 ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、わずかの差で予選でチームメイトに勝ち、2番グリッドを手に入れた。これは彼にとってこの週末のハイライトといえるだろう。ただ、最終セクターでのミスで、フェルスタッペンには届かなかった。

 レースでは、スタート直後、ハミルトンを抑えようとするなかでワイドになり、セルジオ・ペレスの後ろに下がった。その後、ラッセルはタイヤ戦略についてチームを説得しようとしたものの、ハミルトンと同様にレース全体を間違った戦略で走らなければならなかった。

 今回のフェラーリには驚くほど速さがなく、パワーもダウンフォースも欠けていた。カルロス・サインツ(フェラーリ)はF1-75の欠点にうまく対応し、常にチームメイトより速かった。トップ2チームには全く届かず、中団チームには大きなギャップがあったため、フェラーリはチームメイト同士で戦うしかない状況だったが、予選でも決勝でもサインツの方が速かった。

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、再びトラブルでリタイアしなければならなかった。この週末は、チームが予想していたより厳しい戦いを強いられ、予選ではQ3になんとか進み、チームメイトに0.1秒弱の差で勝ち、決勝ではまたもや素晴らしいスタートを決めて、ターン1までに9番手から7番手に上がった。ファーストスティントでは最後までバルテリ・ボッタスを抑えきり、その後、後続を引き離し始めていたが、エンジンのシリンダーをひとつ失い、その数周後にブロー、アロンソは貴重なポイントを失う結果となった。

 ダニエル・リカルド(マクラーレン)が以前の速さとアグレッシブさを見せてくれたことが本当にうれしい。この週末、リカルドはいつもよりチームメイトに近いペースを発揮した。決勝スタートが悪く、ポジションをふたつ落とし、周冠宇をパスするのに時間を要した。リカルドはファーストスティントを長く取ってソフトタイヤに交換。角田裕毅のすぐ後ろに戻ったリカルドは数周抑えられた後、ターン6で追い越しをかけ、接触が起きた。角田はリタイアし、リカルドに10秒ペナルティが科されたのも当然のことといえる。10秒の遅れを取り戻すのは非常に難しいことだったが、そのチャレンジがリカルドの気持ちに火をつけた。ランド・ノリス、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコンを次々に抜いて、アロンソのトラブルもあり、リカルドは見事7位をつかんだ。

2022年F1第20戦メキシコGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2022年F1第20戦メキシコGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)

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