Mathias Brunner / Translation:Kenji Mizugaki

 第1戦バーレーンGPで快勝したマックス・フェルスタッペン、しかし初日は思うような走りができず自信がもてなかったという。いったい何があったのだろうか。スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがフェルスタッペンの週末を振り返る。

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 状況はあっという間に変わりうる。これはモーターレーシングの世界で昔からある金言のひとつであり、2023年のいまもなお有効だ。F1世界王者のマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングは、プレシーズンテストで堂々たるパフォーマンスを示した。彼らにまったく死角はないように見え、結局ソフトタイヤを一度も使わなかったほどだ。チームメンバーたちのボディランゲージも、「私たちの優位は揺るがない」と語っていた。

「ところが、グランプリの週末を迎えて、あまりのことにショックを受けた」と、フェルスタッペンは語っている。「テスト中にはすごく良かったバランスが、どういうわけかすっかり変わってしまっていた。まるで別のクルマに乗っているみたいでね。信じられなかったよ」

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