今年、ザウバーは、昨年最終戦仕様のフェラーリのパワーユニットを搭載する。しかしザンダーは、1年落ちのパワーユニットを使用することに大きなメリットがあると主張する。
「このスペックはテストを重ねたものであり、最初から耐久性が高い」とザンダー。
「(2016年型のパワーユニットを使うことで)エンジンの周辺に関して早期に決定し、作業を始めることができた。エンジンとトランスミッション、さらには冷却面についてもよく理解しているので、それがアドバンテージになっている」

レギュレーションが大きく変わった今年、ビッグチームではない自分たちにも浮上するチャンスがあると、ザンダーは考えている。
「レギュレーションが大きく変わるときは、基本的にはビッグチームにアドバンテージがあるものだ」とザンダー。
「だが、状況が変われば新しいチャンスは常に存在する」
20日にはオンラインで画像が公開されたが、正式にニューマシンが披露されるのは、プレシーズンテストが行われるバルセロナとなる。今年のレースドライバーはマーカス・エリクソンと新加入したパスカル・ウェーレイン。しかしウェーレインはレース・オブ・チャンピオンズでけがをしたため、最初のプレシーズンテストは欠席することとなった。