F1第2戦サウジアラビアGPの初日は好走していたマックス・フェルスタッペン。しかし、予選のトラブルによりグリッド後方からの追い上げとなってしまった。スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがフェルスタッペンの週末を振り返る。
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物事の見方は立場によって変わってくる。F1ドライバーの多くは、2位入賞を果たせば心から満足し、満面の笑みでトロフィーを受け取るだろう。だが、現世界王者のマックス・フェルスタッペンにとって、2位は「敗者の最上位」でしかない。
フェルスタッペンは見るからに不満そうだった。予選中にドライブシャフトの破損に見舞われ、15番手グリッドからのスタートを強いられながら、サウジアラビアGP決勝を2位でフィニッシュするという、見事なリカバリーを演じたにもかかわらずだ。
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