ホンダは今季、大きくパワーユニットを変更、メルセデスと同様のコンセプトを取り入れたといわれている。マクラーレンとホンダのパートナーシップが再開して3年目の今年、パフォーマンスが大きく向上することが、来季以降アロンソとの契約を延長するためのカギになるものと考えられており、この日のようなトラブルは理想的ではないとブーリエは認めた。
「もちろん(アロンソは)その時その時に何が起きているのか、細かく把握している。今朝のことには不満を持っていた」とブーリエ。
「だが、昨日数周走って感触を確かめた後には、どちらかというと彼は満足していたと思う。そう感じていたはずだ」
「今朝は思わぬことが起きたが、これが現実だ」
初日から問題に見舞われたものの、ホンダがF1に復帰した2015年の状況とは全く違い、マクラーレンとの今後の関係に悪い影響が出ることはないとブーリエは言う。
「結婚生活のようなものだ。いいときもあれば悪いときもある」とブーリエは言う。
「ここまでの2年、たくさんのストレスを乗り越えてきた。そのなかで前向きで建設的な関係を築き上げてきたのだ。それがこの先に変わってしまうことはないだろう」