マクラーレンF1チームは、第9戦カナダGP決勝でランド・ノリスに科された5秒のタイムペナルティについての見直しを求める手続きを開始した。

 カナダGPでノリスは9位でフィニッシュしたものの、レース中に決定していたペナルティにより5秒加算され、ポイント圏外の13位に降格された。ペナルティ対象となった行為についてスチュワードは、セーフティカー導入時にマクラーレンがオスカー・ピアストリとノリスを同じ周回に続けてピットストップさせようとした際に、後方にいたノリスがピアストリとの間にギャップを作るためにペースを落とし、それによって、後ろを走るグループを遅らせたと説明している。スチュワードはこのノリスの行為は、国際モータースポーツ競技規則第12.2.1.l条で違反と定められている「競技における公正の原則の侵害、スポーツマンシップに反する行為、またはスポーツ倫理に反する方法で競技結果に影響を及ぼそうとする行為」に当たると結論付けた。

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