「バーレーンGPを欠場したことは、とても残念だったけど、FIAの医療スタッフが下した決定を尊重する気持ちは、いまも変わりない。だから中国GPでも彼らの判断を待ちたい。もちろんコクピットに戻ることを願っているが、医師からレースへの出場を許可されるまでは安心はできない」

 これはバーレーンGPを欠場したフェルナンド・アロンソが、中国GPに向けて語った胸中である。開幕戦で激しいクラッシュに見舞われたアロンソは、幸い大きな怪我はなかったものの、帰国後に異変を感じ、地元の病院で精密検査を受けた結果、気胸の症状と肋骨の骨折が判明。そのためバーレーンGPの木曜日にFIAと地元のメディカルスタッフによる診断を受け、「バーレーンGPに出場できる積極的な理由がない」と判断され、欠場を余儀なくされた。

 その際、FIAは「中国GPでも、あらためて胸部スキャンをチェックして、彼のレース出場が妥当かどうかを検討することになる」と語っていた。つまり、アロンソは中国GPの木曜日にメディカルセンターを訪れ、最新のCTスキャンの結果を見ながら、判断を仰ぐことになる。

 そもそも気胸や肋骨の骨折は治癒するまでに、どれくらいの時間を要するのだろうか。

 F1で長年、医師としてミナルディ、トヨタ、ルノーなどで仕事をしてきた経験があるリカルド・チェッカレリは、次のように説明する。

「今回、私はフェルナンドを直接診察していないし、彼のカルテやCTスキャンデータも見ていないので、フェルナンドのケースは、まったくわからないし、語るべきではない。ただ症状がどんなものなのか、あくまで一般論として話すことはできる。まず気胸だが、これは今回のフェルナンドのように事故によって発生することもあれば、突然、自然に発生することもある。肺と肋骨の間に空気が入り込むため、呼吸が効率的に行えず、激しく運動をすることが難しくなるんだ」

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