F1のコクピット保護案に関する意見の中で、ニコ・ヒュルケンベルグは「ヒーロー扱い」されるべきではないと、ダニエル・リカルドが警告を発している。
フォース・インディアのヒュルケンベルグは、プレシーズンテストの木曜日と金曜日(3、4日)にフェラーリがテストしたプロトタイプのハロについて、強い反対意見を表明。ハロを「酷い見た目」だと断言し、「誤った意図が伝わる」としてFIAに導入の中止を求めている。
一方リカルドは、ヒュルケンベルグの意見に困惑した様子で以下のようにコメントした。
「好きかどうかの問題ではないんだ。僕らが問題なく走れて、これまでよりも安全かどうかだ。僕が見た限りでは良いように思える。僕の意見としては、2008年から2009年のマシンの変更は大幅かつ醜かった。ハロはそこまで劇的な変更だとは思わない」
「ヒュルケンベルグが何か意見したのは聞いた。この状況でヒーローになる必要はないので、僕は賛同しない。ハロによってF1が変わるわけでも、マシンのスピードが変わるわけでもない。ただ何かのパーツが飛来したようなときに、僕らを保護するものが増えるだけのことだ。なぜ彼が胸を張ってそんな主張をすることになったのか、分からないし、筋が通っていない」