2023年シーズンで8年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。ヨーロッパラウンド最終戦となったイタリアGPは、前戦オランダで見えた進歩が現れず苦しい展開となった。ただ、トウが重要になるこのモンツァでニコ・ヒュルケンベルグがトウを使わずに予選Q1を突破しVF-23の強みを活かすことができたのは、チームにとっても励みになるだろう。
またハースは2024年もヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンのコンビを継続することが明らかになった。経験豊富なベテランふたりがチームに残ることで、チームとしてさらに成長を望めると小松エンジニアも期待を寄せている。そんなイタリアGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。