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F1 ニュース

投稿日: 2017.03.17 16:35
更新日: 2017.03.17 16:36

【F1新車分析】ルノーR.S.17:サイドポンツーンに取り付けられた特徴的なパーツ

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F1 | 【F1新車分析】ルノーR.S.17:サイドポンツーンに取り付けられた特徴的なパーツ

 その前方には、湾曲したバージボードが並んでおり(4)、下部には水平の板が設けられている(5)。バージボードはフロントタイヤが引き起こす乱流を制御するデバイスではなく、フロントウイングやその後方にあるターニングベーンで生成した縦渦を受けて制御し、フロアの下にもぐり込ませるためのデバイスだ。

 いかにフロアの下にエネルギーの強い流れを導くかを検討した際、フロア前端をめくり上がらせる方が効果的との判断に至ったのだろう。

サイドポンツーンの脇に立てた折れ曲がったパネル(6)、サイドポンツーンの角で支えるステーの形状(7)
サイドポンツーンの脇に立てた折れ曲がったパネル(6)、サイドポンツーンの角で支えるステーの形状(7)

 サイドポンツーンの脇に立てた折れ曲がったパネル(6)も特徴的なら、それをサイドポンツーンの角で支えるステーの形状も特徴的(7)で、空力的に何やら意味ありげだ。
写真8:ウェイストゲート専用テールパイプ
写真8:ウェイストゲート専用テールパイプ

 R.S.16は参戦マシンの中で唯一、1本出しのウェイストゲート専用テールパイプを採用していたが、R.S.17はオーソドックスな2本出しとした(8)。これは、上流にあるウェイストゲートが1基から2基になったのに伴う措置だろう。

 1基の方が軽量化のポテンシャルはあるが、排気の集合のさせ方や逃がし方が難しくなる。重量やパワーユニットの性能を総合的に検討した結果、2本に落ち着いたということだろうか。


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