F1をはじめ、世界ラリー選手権(WRC)や世界耐久選手権(WEC)など世界中のカテゴリーからトップドライバーたちが集い、最も速いドライバーを決める『レース・オブ・チャンピオンズ』の2017年大会が、米マイアミで開催されました。今回は、このROCの雰囲気や会場の様子など現地からのレポートでお届けします。

 1988年の初開催以来、レース・オブ・チャンピオンズ(ROC)は初めてアメリカ大陸に上陸することになりました。その開催地は、メジャーリーグのマイアミ・マーリンズ(イチロー選手の所属球団)の本拠地、マーリンズパークです。

 かつてオリンピック競技場などでの開催実績のあるROCですが、ベースボールスタジアムは初めての開催。

特設コースの足元
特設コースの足元

 レースを行うトラックは、天然芝のフィールドの上に畳大のプレートを敷き詰め、砂利と土を被せて、その上にアスファルトを敷設した特設コース。このコースの設置工事は完成まで5日間、撤去は3日間という早業だというから驚きです。芝をあまり傷めることなくコースを作れるとすれば、日本の野球場でも将来開催の可能性が出て来るかも。

「手間もコストもかかる方法かもしれないが、街中にあるベースボールスタジアムは利便性がよく、また全周をぐるっと見渡せる大きなスタンドがあり、お客さんにとってはこのROCをより楽しんでもらえる環境だと思うよ」そう語るのはROC代表フレデリック・ジョンソン。ROCにとっても新たな挑戦となるアメリカ開催に手応えを感じている様子でした。

 アメリカでの開催により、ドライバーラインナップはよりワールドワイドになりました。チーム・USA vs レスト・オブ・ザ・ワールド(=アメリカ以外)と言われるほどアメリカン・モータースポーツ界のスターが勢ぞろいし、F1やル・マン、ラリークロスの王者たちと戦うグローバル感はこの上ない贅沢といえるでしょう。

 一方で、こうした場所に日本勢の存在感がまったくないのは寂しい限りですね。また、もともとはミシェル・ムートンらWRCのスタードライバーたちによってスタートしたROCですが、今回はWRC開幕戦モンテカルロラリーと日程が重なったことで、WRCのスター選手が参加できなかったことも残念でした。

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