終盤までポジションをキープしたダンブロジオだが、レース残り2周となった43周目、1コーナーのブレーキングでミス。この隙を見逃さなかった3番手ジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)が2コーナーの飛び込みでインを突くと、オーバーテイクに成功する。

 その後、ベルニュはペースを上げてトップを猛追するが、それまでに充分なマージンを築いていたディ・グラッシには届かず。序盤のリヤウイング交換、そして早めのピットインというギャンブルに成功したディ・グラッシが、今季初の勝利を手にした。

「レース中、こんなに浮き沈みが激しくなるとは思わなかった。これがフォーミュラEの醍醐味だけどね」とディ・グラッシ。

2016/17フォーミュラE第4戦メキシコシティePrix 優勝したルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)
2016/17フォーミュラE第4戦メキシコシティePrix 優勝したルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)

「(レース序盤)誰かが僕に追突してきて、リヤウイングは破損してしまった。その後は、可能な限り使用するエネルギーを抑えながら、ギャップを広げることに集中した」

「最終コーナーを立ち上がるまで、自分のレースに集中していたから、チェッカーを受けたときは大騒ぎだったよ」

「レースの展開も、パワーマネジメントの面でも、僕のキャリアでベストなレースになったことは間違いない。最高の気分だ」

 2位にはベルニュ、3位にはサム・バード(DSヴァージン)が続いた。ベルニュに交わされ3番手に後退したダンブロジオはバッテリー残量が厳しかったことから、さらにペースダウン。最終的に14位までポジションを落としている。

 今シーズン、開幕から3連勝していた2016年チャンピオンのセバスチャン・ブエミ(DSヴァージン)は、予選10番手からスタートしたものの、決勝レース終盤にコースオフするなど、苦戦。ポイント圏外の13位でフィニッシュしている。

 ただし、ブエミはレース中のファステストラップを記録しており、ボーナスポイント1点を獲得している。

 フォーミュラE第5戦モナコePrixは、5月13日に予選、決勝レースが行われる。

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