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海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.03.06 11:46

カイル・ラーソンが今季初勝利。タイラー・レディックとの秒差デュエルを制す/NASCAR第3戦

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海外レース他 | カイル・ラーソンが今季初勝利。タイラー・レディックとの秒差デュエルを制す/NASCAR第3戦

 再開後、すぐさまチャスティンを逆転したラーソンに続き、残り21周で2番手に浮上したレディックの45号車カムリXSEは、後続をみるみる引き離して“一騎打ち”の態勢に持ち込むと、残り10周で5号車カマロZL1に対してテール・トゥ・ノーズ状態となる。

 ターン1とターン2ではクリーンエアを求め、ターン3と4ではボトムラインでみるみるギャップを詰めた45号車は、明らかにレース終盤で最速マシンの地位にあったものの、ホワイトフラッグでも冷静にミラーを観察し続けた2021年チャンピオンは、新型モデルを前に出すことを許さぬ鉄壁のドライブを見せつけた。

「リードを奪ってみせるか、それを守り切ることができるか。まさに“Next-Gen”レーシングゲームだね!」と、2位惜敗ながら明るい表情でレースを振り返ったレディック。

「カイルはそこで本当に良い仕事をして、差を縮めるために僕が持っていたほぼすべての選択肢を奪い去った。彼はミドルでかなり速く見えたし、僕は明らかに一番ボトムで速かった。そして彼は僕に前に出ることを決して許してはくれなかったんだ」と続けたレディック。

「最後はハイラインのクリーンなラインで車速を得ようとしたが、彼はレーストラックの真ん中を走っているような感じで、両方の車線をブロックするのに非常に効果的な位置取りだった。ターン1-2でもワイドオープンになり、かなりうまくディフェンスできるからね。それにしても悔しいね、でも今日はチームにとって良いリバウンドになったよ」

 一方の勝者ラーソンも「僕が最後に彼を牽引して、こちらを捕まえたところでタイムアウトになりそうな気がしていた」と薄氷の勝利であったことを強調した。

「でもありがたいことに、数周の間彼をエアブロックして、しっかりと締めることができた。全体としてヘンドリックによる素晴らしい、素晴らしい仕事、そしてまさにその実行力が示せた。ピットロード、リスタート、すべてが素晴らしかったよ。ラスベガスでふたたび勝利を収めることができてうれしいし、立て続けにすべてのステージを制覇したから、これ以上望むことはできないね」

 金曜に併催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第3戦『ビクトリアズ・ボイス・ファウンデーション200』は、NASCARの“ドライブ・フォー・ダイバーシティ・プログラム”卒業生でもあるアフリカ系アメリカ人のラジャ・カルース(スパイア・モータースポーツ/シボレー・シルバラードRST)が、ポール・トゥ・ウインでシリーズ初優勝を達成。

 同じく併催されたNASCARエクスフィニティ・シリーズ第3戦『ザ・リウナ! 300』は、レース全域でJGR陣営内でのバトルを展開したジョン・ハンター・ネメチェク(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が、チャンドラー・スミスを降してトップチェッカーを受ける結果となった。

チームメイトを押し上げたダレル”バッバ”ウォレスJr.(23XI Racing/トヨタ・カムリXSE)はラグナットを切断する必要があったために数周遅れに
「ラスベガスでふたたび勝利を収めることができてうれしいし、立て続けにすべてのステージを制覇したから、これ以上望むことはできないね」と勝者ラーソン
NASCAR CRAFTSMAN Truck Series第3戦は”ドライブ・フォー・ダイバーシティ・プログラム”卒業生でもあるアフリカ系アメリカ人のラジャ・カルース(Spire Motorsports/シボレー・シルバラードRST)が、ポール・トゥ・ウインでシリーズ初優勝を達成
NASCAR Xfinity Series第3戦は、JGR陣営内でのバトルを展開したジョン・ハンター・ネメチェク(Joe Gibbs Racing/トヨタGRスープラ)が勝利。SVG(右下)はエンジントラブルでリタイヤに


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