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海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.04.09 12:40
更新日: 2024.04.09 12:44

カップ参戦40周年の節目にウイリアム・バイロンがヘンドリックの1-2-3を牽引/NASCAR第8戦

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海外レース他 | カップ参戦40周年の節目にウイリアム・バイロンがヘンドリックの1-2-3を牽引/NASCAR第8戦

「ヘンドリックの全員をとても誇りに思う」と、記念すべき1戦で無類の勝率を誇るバイロン。

「子供の頃からヘンドリックの大ファンだったからね。40周年を迎えるには、この組織にいるすべての人々の仕事に掛かっている。リック・ヘンドリックと(妻の)リンダ、そして関係者全員に感謝したいと思う」

 こうして表彰台独占のヴィクトリーサークルを満喫したバイロンの活躍により、HMSは単一のNASCAR開催地として最多となる29勝目を手にした。

「マーティンズビルで勝てたのは本当に素晴らしいこと。僕らはショートトラックで苦戦してきたからね。ただ少しずつ上に進み続け、素晴らしいチームがここにいる。彼らは僕を先頭に留めてくれた。最後にあそこであのようなかたちになり(チームメイトとの優勝争いで)リスタートをするのは重圧だったけど、それは仕方のないことさ」

 手術のため現地不在だったオーナーに代わり、レースの全権を指揮したNASCAR殿堂入り男のジェフ・ゴードンも、首位3台と最終的にトップ5からこぼれ8位に終わったアレックス・ボウマン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)を含め「この男たちは徹底的にやり遂げた」と称賛の言葉を口にした。

「それにしても、24号車の彼。バイロンの走りはどうだい? 我々が節目の日、区切りの機会、大切な瞬間を迎えるたび、彼はステップアップし続けている。彼はHMSの通算300勝目を記録した。そして今回も、彼と組織全体にとって大きな勝利となるだろうね」

 そして金曜日の夜に開催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第6戦『ロング・ジョン・シルバーズ200』は、クリスチャン・エッケス(マカナリー・ヒルゲマン・レーシング/シボレー・シルバラードRST)がコーションブレイクをいずれも回避する戦略で逆転勝利。そしてオーストラリア大陸からの遠征で注目を集めたNASCARデビュー戦のキャメロン・ウォーターズ(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)は、トップ10を窺う力走を見せるも177周目に多重アクシデントに巻き込まれ、白煙に包まれるなか勝負を終えている。

「今夜は一晩中とても楽しかった。普段やっているレースとはまったく違うので、ただ学びたかっただけだが、本当に勉強になった。最後は行き場がなくなりラジエターをノックしてしまった。残念だが楽しく学べ、素晴らしい戦いができたと思っている」

 そして土曜夜のNASCARエクスフィニティ・シリーズ第7戦『デュードゥ・ワイプス250』は、オーバータイムリスタート後のアクシデントを掻い潜ったアリック・アルミローラ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が、カップシリーズのフルタイムから退いて以後、JGR復帰以来の初優勝を飾っている。

最後のコーションでは落胆の様子も見せたジェフ・ゴードンだが「この男たちは徹底的にやり遂げた」
クルーチーフのルディ・フューグルとともに決めた、最初の”アンダーグリーン”ピットが逆転を呼び寄せた
NASCAR CRAFTSMAN Truck Series第6戦『Long John Silver’s 200』は、クリスチャン・エッケス(McAnally-Hilgemann Racing/シボレー・シルバラードRST)が勝利
NASCAR Xfinity Series第7戦『DUDE Wipes 250』は、アリック・アルミローラ(Joe Gibbs Racing/トヨタGRスープラ)がJGR復帰以来の初優勝を飾っている


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