「フェルナンドの参戦により、アンドレッティ・オートスポートからは6台での参戦となり、その6台がそれぞれ協力してセットアップを詰めていく。そうすることで、アンドレッティ・オートスポートとしてさらに競争力を上げ、際立つ存在になれると思っているよ」
アンドレッティが語るとおり、現代のインディカー・シリーズでは、複数台を走らせデータ収集のスピードを上げることは勝利に向けた常套手段となっている。アロンソの加入は、琢磨を含むチームにとっても好影響を及ぼすかもしれない。
また、アロンソが参戦することになったインディカー・シリーズCEOのマーク・マイルスもコメントを残している。
「ともに戦うライバルたち、ファン、メディアをはじめとしたすべての人たちが、卓越したレーシングドライバーであるフェルナンドのインディカーデビューを歓迎する。そのうえ、年間シリーズで最も素晴らしいレースで世界的にも有名なインディ500で、しかもホンダエンジンを搭載したアンドレッティ・オートスポーツでのデビューだから、過去にもあったような、面白い歴史が繰り返されるのではないかと思っている」
「フェルナンドの勝ち負けにかかわらず、名門マクラーレンのインディアナポリスへのカムバックに、とても興奮している。マクラーレンは、1970年代にインディ500で、マーク・ダナヒューが1勝、ジョニー・ラザフォードが2勝、計3回の勝利を収めた。ジョニーはきっと応援に来てくれると思う」
「最後に、チーム創始者で、偉大なドライバーでありエンジニアであり、実業家でもあるブルース・マクラーレンのことを忘れてはいけない。ついに彼は、今年インディアナポリス・ホール・オブ・フェイムに授けられる」