17周目には多くのマシンがピットレーンへと入り、順位が入り乱れる。この時、ショーン・ジェラエル(アーデン)がピットレーンのスピードオーバーで審議の対象となり、22周目に5秒追加のペナルティを受けることに。

 レースは後半になり、前半のミディアムタイヤでも厳しい状況だったにも関わらず、多くのドライバーが残りのレースの半分をソフトタイヤで走ることになり、デグラデーションに苦しむドライバーが続出。ラスト数周のバトルに向けて、タイヤマネジメントしながらの展開となる。

 レース終盤になると、ピットに早めに入っていたトップのナトと2番手ルクレールも徐々にペースダウン。ここでピットストップを遅めにし、タイヤをうまくマネジメントしていた、3番手アルテム・マケロフ(ロシアン・タイム)が残り4周となったところでペースアップ。

 30周目にはマルケロフはルクレールが急激に失速したスキをついてストレートの立ち上がりでパス。マルケロフ続いてトップのナトも31周目の4コーナーでオーバーテイクし、トップに。ナトはコーナリングでクリッピングポイントを外れて大きく膨らんでしまい、為す術なくトップを奪われてしまった。

 トップ争いが白熱していた頃、中盤の集団では、序盤上位を走行していたデ・ブリースがタイヤのデグラデーションに苦しみ、次々と後退。残り1〜2周はタイヤが厳しくなった状況で順位が激しく入れ替わる展開となり、その後方の争いを尻目にマルケロフはトップフィニッシュを果たした。

 優勝したマルケロフはピットタイミングを遅らせる戦略とともに、タイヤマネジメントに優れたドライビングが勝利のポイントに。名称がF2と変わった今季の開幕戦で最初のウイナーとなった。

 日本期待の松下はレース終盤に後退してきたデ・ブリースをパスして8番手でチェッカー。開幕戦のレース1は苦しい展開ながら4ポイントを獲得し、日曜日のレース2はリバースグリッドとなるポールポジションからスタートする権利を手に入れた。レース2は23周のピットインなしのスプリント勝負。松下の今季初優勝が期待される。

日本期待の松下信治はタイヤマネジメントに苦しむ中、決勝レース1を8位で終え、レース2はポールスタートに。
日本期待の松下信治はタイヤマネジメントに苦しむ中、決勝レース1を8位で終え、レース2はポールスタートに。

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