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 また2011年のスパ24時間では、ティモ・シャイダー、グレゴリー・フランキとともにGT3規定のR8 LMSでカスタマーレーシング部門初の24時間レース総合優勝に貢献。2021年には電動オフロードワンメイクのエクストリームEと、同じく短命だった電動ツーリングカーシリーズのETCRとで、フォルクスワーゲングループの姉妹ブランドであるクプラを代表し、オフロードシリーズでは同ブランド初の表彰台を獲得し、ツーリングカーでは初代チャンピオンに輝いた。

 そして直近の過去3年間は、ダカールラリーのファクトリーラインアップの一員として過ごし、こちらも電動車両のRS Q e-tronで世界的に有名なラリーレイドのステージで4勝を挙げ、2024年大会では終日トップを守る快走も披露していた。

「我々はマティアス(・エクストローム)に多大な恩義を感じており、そのお返しに彼がキャリアで最大の成功を収められるようにと手助けしてきた」と語るのは、同部門のマネージングディレクターを務めるロルフ・ミヒェル。「今日まで、私は彼の継続的なパフォーマンスだけでなく、彼の優れたチームスピリットにも感銘を受けていた」

「マティアスはレースに集中するのと同じコンセントレーションで、つねにプロジェクトを前進させるために力を尽くし、開発者をサポートし、一緒に働いたチームの宣伝に努めてきた。これらの資質と一連の成功により、彼はモータースポーツの多くの国際的な才能にとって、素晴らしいロールモデルとなっている。彼の将来のキャリアがうまくいくよう祈っている」

 そのエクストロームの次のステップに関するニュースはまもなく公表される予定で、現在はNEOMマクラーレン・エクストリームEチームのエースを務めているが、EV最終年度と目されていた2024年の最後の3戦がキャンセルされたため、このシリーズは無期限の休止状態のままとなっている。

WorldRX世界ラリークロス選手権では、愛機S1 EKS RX quattroで2016年にワールドチャンピオンに輝いた
後期のDTMではRS5もドライブ。クラス1規定の車体ながら、参戦は2018年限りでターボは経験せず
技術開発の牽引役はもちろん、ブランドのアンバサダー的な役割も担ってみせた

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