バンク内でも4~5ワイド上等のカンザスでは複数のコーションが発動したが、157周目にオースティン・シンドリック(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)を追いやっていた“非”プレーオフドライバーのカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)は、レース終盤にチャスティンとの首位攻防を繰り広げる。

 実に30周以上にわたって続いた“暴れん坊”同士のデュエルは、残り32周の時点でリードラップに留まろうとしていたチェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)に近づきすぎた瞬間、ターン2で姿勢を乱した8号車カマロZL1がコントロールを乱し、アウト側の壁面に衝突。この日、26周をリードしたブッシュは、ポストシーズン残り6戦で“19年連続勝利”記録の更新に賭ける状況に追い込まれた。

 そして最後のコーションは、カーソン・ホセヴァー(スパイア・モータースポーツ/シボレー・カマロ)がトッド・ギリランド(フロントロウ・モータースポーツ/フォード・マスタング)との接触後にバックストレッチでスピンを喫したことによるもので、この時点で隊列を率いていたトゥルーエクスJr.に対し、ボトムレーンを選択したチャスティンが残り20周でクリアなリードを奪う。

 これで最終的に52周をリードした“スイカ男”が、季節外れのキャリア通算5勝目を手にする結果となった。

「この1号車のクルーにとって、ジャスティン・マークス(チーム代表)とNASCARで契約を結んでいるのは、まさにこのようなことをするため……つまりチャンピオンシップを混乱させるためだ」と語ったチャスティン。

 この勝者は「今季はカップレースどころか、ダーリントンのほとりにある小さな池でさえ、波紋を投げ掛けることもできなかった苦しい時間もあった。難しい、本当に厳しいシリーズなんだ」と続けた。

「今週はFPと予選の後、自分たちに必要なものがないと思ったときもあった。でも僕らの1号車『クボタ・シボレー』は、タイヤが減るにつれ良くなり(レース中の)バランス調整も素晴らしかったよ」

 併催となったNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの第19戦『クボタ・トラクター200』は、ファイナルラップを示すホワイトフラッグまでリードを守ったタイ・マジェスキー(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)が燃料切れとなり、その脇をすり抜けたコーリー・ハイム(トライコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRD-Pro)が劇的な今季6勝目を獲得することに。

 同じく併催のNASCARエクスフィニティ・シリーズ第27戦『カンザス・ロッタリー300』は、パートタイム参戦のアリック・アルミローラ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が、プレーオフ出場者同士が不満を抱くなか今季2勝目を挙げている。

「僕らの1号車『クボタ・シボレー』は、タイヤが減るにつれ良くなり(レース中の)バランス調整も素晴らしかったよ」と勝者ロス・チャスティン
NASCAR CRAFTSMAN Truck Seriesの第19戦『Kubota Tractor 200』は、コーリー・ハイム(トライコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRD-Pro)が劇的な今季6勝目を獲得
NASCAR Xfinity Series第27戦『Kansas Lottery 300』は、アリック・アルミローラ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が今季2勝目を挙げている

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