「これにより、全国の幅広い観客に可能な限り最高の方法で電動エリート・レースを届けることができるはずだ。そしてSTCCの再成長の重要な部分は、カレンダーの継続性にある。これによりドライバー、チーム、パートナー、そしてファンが計画して伝統を作り、STCC全体の関心と価値を高めることができる。2025年に向け、競技形式や週末のエンターテインメントに関しても、多くのニュースが準備されている」と続けたベルンCEO。

 シリーズの雄であるロバート・ダールグレン(PWRクプラ・スゥエーデン/クプラ・ボーン)も「ヨーテボリの市街中心部で2025年の開幕戦を開催することを本当に楽しみにしている」と抱負を述べた。

「初年度2024年の初開催は天候が悪かったにもかかわらず、そこで優勝したことで良い思い出がある。来季の形式とトラックに予定されている変更でさらにエキサイティングになるはずで、これはれっきとした“フォーク・フェスティバル”になるだろうと確信している。今から楽しみだよ」

 その開幕戦後も、新生STCCは6月の最初の週末に開催されるゲラーローゼンで第2戦を迎え、このトラックは1996年の選手権創設以来、STCCのカレンダーからわずか3回(2012、2014、2024)しか欠席していない、ファンに人気のスウェーデン最古の常設トラックとされている。

「STCCとの妥結策が見つかり、こうして2025年のゲラーローゼンに彼らを迎えられることをうれしく思う。チャンピオンシップが電動化されたことは、持続可能なモータースポーツに対する当社の取り組みと完全に一致しており、STCCはゲラーローゼンでの幅広いモータースポーツの歴史をさらに広げることになるだろう」と語るのは、現在のゲラーローゼン・アリーナでCEOを務め、自身もSTCCで最多チャンピオン獲得記録を保持するリチャード・ゴランソン。

 続く6月27~28日の第3戦はユンビヘッド・パークことユンビヘッド・モートルバナは、今季2024年の初めにSTCCでの観客動員数記録を更新し、サマーブレイクを経た8月29~30日にはリング・クヌットストープ、そしてEV初年度は4名の”初代殿堂チャンピオン”の行方に注目が集まったマントープパークにて、同じく9月19~20日にグランドフィナーレが争われる。

新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
ヨコハマタイヤが供給する量産ロードカー用タイヤを装着し、最高出力550PS、0〜100km/hが3秒以下、最高速300km/hをマークする後輪駆動EVには、最大800Vの高電圧を利用する45kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
「STCCの再成長の重要な部分は、カレンダーの継続性にある」とシリーズCEOを務めるミュッケ・ベルン

STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権2025年カレンダー

ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 5月9〜10日 ヨーテボリ市街地特設トラック
Rd.2 5月31日〜6月1日 ゲラーローゼン・アリーナ
Rd.3 6月27〜28日 ユンビヘッド・モートルバナ
Rd.4 8月29〜30日 クヌットストープ
Rd.5 9月19〜20日 マントープパーク

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