14周目にレースが再開されると、1ストップ行ったドライバーたちが猛烈な追い上げを見せ順位を上げる。その頃、20周目、3コーナーでフォコとロベルト・メリ(カンポス)が接触、メリはパンクし、フォコは再びフロントウイングにダメージを負った。

 24周目にようやくスタートからハードタイヤを履いていたデ・ブリースがピットへ入ると、それに続き、26周目にトップを走っていたアルボン、29周目にローランドがハードタイヤからソフトタイヤへと変え、ハードタイヤを履いた上位陣を猛追する。

 全ドライバーがピットインを終えると、序盤でタイヤ交換を済ませていたルクレールがトップを走行、ギオット、松下がそれに続き逃げる。

33周目に5番手を走行していたローランドがアルボンを交わすと、1周あたり約2秒速いという驚異的な速さで3番手の松下を追い上げ、残り2周を残した36周目、1コーナーで松下をパス。松下はそれまで懸命にローランドを抑えていたが、ストレートでスリップに入られてしまい為す術なく3番手を奪われてしまう。

トップのルクレールは予選から圧倒的なペースを見せ、レースでもまったく隙のない走りを見せ、ルーキーイヤー2大会目、3つ目のレースで2度目の優勝を飾った。2番手にはギオット、3番手にはローランドが続き、日本の松下は4番手と惜しくも表彰台に届かなかったがマシンの手応えはよさそうで、レース2に期待ができそうだ。

優勝したルクレール(中)、2位ギオット(左)、3位ローランド(右)
優勝したルクレール(中)、2位ギオット(左)、3位ローランド(右)

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