ステージ2もステージ間のピット作業によりトップで再スタートを切ったトゥルーエクス・Jr.をカイル・ブッシュが追う展開に。
一方、32番手スタートから9位まで順位を上げていたエリック・ジョーンズが96周目にスピン。どこにもぶつからなかったが、大きく順位を落としてしまった。
このスピンにより出されたイエローコーションからの再スタートは、ふたたびカイル・ブッシュが決め首位復帰。40周近くにわたって首位を快走した。
しかし、ステージ後半に出されたイエローコーション時のピット作業で順位が入れ替わり、ステージ2はトゥルーエクス・Jr.が3位、カイル・ブッシュは5位、ハムリン6位、ケンゼス8位、そしてスピンから見事ポジションを取り戻したエリック・ジョーンズが9位に入った。
日も完全に落ち、カクテルライトにコースが照らされるなかで開始されたステージ3も、20周ほどでトゥルーエクス・Jr.が首位へ。ハイペースで後続を引き離していった。
190周目には3台が絡み、炎も上がった激しい多重クラッシュが発生。30分ほどの赤旗中断となった。
レースが再開され、終盤に入ると、トゥルーエクス・Jr.とカイル・ブッシュ、ハムリンらが首位を追う展開に。この日圧倒的な速さを見せたトゥルーエクス・Jr.は残り19周で切られた再スタートを決め、首位を奪還。
カイル・ブッシュとともにトップ5圏内を争っていたハムリンは、残り5周というところで他車のクラッシュに巻き込まれ、惜しくも順位を落としてしまった。
トゥルーエクス・Jr.は残り2周での再スタートも決め、最後は2位に1.1秒もの大差をつけてトップチェッカー。今大会最多の104周にわたってレースをリードしたトゥルーエクス・Jr.が、第3戦ラスベガスに続き、今季2勝目を挙げた。
既に8名のウィナーが出るなど混戦となっている今季、3人目の複数勝利ドライバーとなった。
カイル・ブッシュは5位でチェッカーを受け、今季4度目のトップ5フィニッシュ。ルーキーのダニエル・スアレツが7位に入り、今季3度目のトップ10フィニッシュを果たした。
来週は20日(土)にオールスターレースが米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイで行われ、次戦第12戦は5月28日(日)、シャーロットでの開催となる。
ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.
最高の1日、最高の週末だ。今日の我々の“トヨタ・カムリ”は本当に速かった。
もし再スタートで首位に立てなくても、20周もあればライバルをかわして首位に立つことができた。
首位に立ってしまえば空力などの面で大きなアドバンテージが得られるので、それだけに再スタートはとても重要だと分かっていたし、幸運にも終盤の再スタートは上手く行った。チームも本当によくやってくれた。
