NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第4戦 Toyota Tundra 250
開催日:5月12日
カイル・ブッシュが全ステージ制覇で今季初勝利
20歳ベン・ローズが首位走行も終盤痛恨のエンジンブロー
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第4戦「Toyota Tundra 250」が5月12日(金)にカンザス・スピードウェイで開催された。
トラック・シリーズ戦は前戦第3戦からおよそ一ヶ月半ぶりの開催。ここカンザスでは2013年以来トヨタ勢が4連勝中。
12日(金)決勝前に行われた予選では、今季第2戦で勝利を挙げているシリーズフル参戦2年目、22歳のクリストファー・ベルが第2戦に続き今季2度目となるポールポジションを獲得。
2度のシリーズチャンピオン経験者であり、ここカンザスで過去2勝を挙げているベテラン、マット・クラフトンが2番手。
ノア・グラッグソンが4番手、カップ・シリーズを戦っているマーティン・トゥルーエクス・Jr.の実弟であるライアン・トゥルーエクスが5番手、ブレット・モフィットが7番手、ベン・ローズが8番手、ティモシー・ピーターズ9番手、2014年にカンザスのトラック戦でで勝利を挙げているカイル・ブッシュが10番手で続き、トップ10グリッドのうち8台を“トヨタ・タンドラ”が占めて決勝へ臨んだ。
予選の後、好天の空にはまだ明るさが残るものの、カクテルライトがコースを照らし始めた午後7時49分、1.5マイルオーバルを40周、40周、87周の3ステージ合計167周(250.5マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
ステージ1は数周毎にクラッシュによるイエローコーションが多発する荒れた展開となったが、そんななかで得意の再スタートを決め10番手から順位を上げていったカイル・ブッシュが23周目に首位に立つと、その後はチームメイトのベルと首位争いを展開。
これを制してステージ1をトップフィニッシュ。ベルが2位、クラフトン5位、ライアン・トゥルーエクス6位、ローズ7位、グラント・エンフィンジャー9位、モフィット10位と、“トヨタ・タンドラ”勢が上位を占めた。
ステージ2は一転、コーションの少ない展開となったが、ステージ間のピット戦略で7番手からスタートを切ったカイル・ブッシュがふたたびポジションを上げ、ベルとの首位争いを展開。
