70周目に首位を奪うと、ステージ1に続き連続ステージウィンを飾った。ベルは連続2位。ローズが速さを見せ、3位へとポジションを上げた。
ステージ3もカイル・ブッシュとベル、ローズの3台が序盤首位を争ったが、ローズが速さを見せて抜けだし首位に浮上。カイル・ブッシュがこれを追う展開となった。
ステージ3も折り返しを過ぎ、終盤に入った134周目、4位を争っていたクラフトンが単独スピン。どこにもぶつからなかったものの、ピットインを強いられ、周回遅れとなってしまった。
レースは残り29周で再スタート。再スタート直後はカイル・ブッシュが先行したものの、数周にわたるサイド・バイ・サイドのバトルの末に、ローズが首位を奪還。
残り10周の時点で、2位カイル・ブッシュに1秒以上の大差をつけ、シリーズフル参戦2年目の20歳が、自身のキャリア初優勝へ向け快走を続けた。
しかし、残り8周というところで、ローズは突然スローダウン。コース上に落ちていた破片がフロントグリルに当たって破損。エンジンブローという無念のアクシデントにより、ローズはここでレースを終えることとなってしまった。
その後は首位に立ったカイル・ブッシュが危なげなくトップフィニッシュ。今季トラック・シリーズでの初勝利、自身シリーズ通算47勝目を挙げた。
チェッカー後、カイル・ブッシュはローズに敬意を表し、恒例となっているホームストレートでのバーンナウトを行わずにヴィクトリーレーンへと向かった。
ベルは4位。ランキングでは2位で変わらないものの、ステージでのボーナスポイントを加え、ランキング首位との差を2ポイントへと詰めた。ライアン・トゥルーエクスが6位、モフィットが7位でトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第5戦は6月2日(金)に米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
ドライバー カイル・ブッシュ
我々にとって最高の勝利となったが、ベン・ローズのアクシデントは残念だった。トラブルが無ければ彼が勝っていただろう。
何とかして彼を捕らえようとしたが、なかなか上手く行かなかった。彼の“トヨタ・タンドラ”の車体も我々のチームで作ったものだし、彼は今日、レースを通してずっと最速の一人だった。
彼とのバトルはクリーンで楽しかったし、見事な走りだった。彼のような若手ドライバーがチャンスをつかみ、速くなっていくのを見るのは素晴らしい。
