ヨーロッパで8ラウンドを開催しているミドルフォーミュラのユーロカップ3は、2026年から新たなシャシー、エンジンを使用すると発表した。日本で行われている全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)、さらにユーロフォーミュラ・オープン(EFO)と同じく、ダラーラ326シャシーにトムスTGE33エンジンが使用される。

 ユーロカップ3は、2023年にスペイン自動車連盟の支援を受け、F4スペイン選手権の主要チームによって始まったシリーズ。FIAのシングルシーターシリーズに向け、リーズナブルで競争力あるステップアップカテゴリーとして創設された。

 これまでシリーズでは、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ用のタトゥースF3 T-318をアップデートしたタトゥースF3 T-318 EC3に、アルファロメオ製エンジンを搭載した車両でシリーズが行われてきたが、2026年からは「シリーズ創設以来最大の組織、技術的なステップ」として、シャシー、エンジンともに変更されることになった。

 新たなシャシーとして採用されるのはダラーラ326。SFL用のダラーラ320、同じくヨーロッパを舞台に行われているEFO用のダラーラ324とまったく同じものだが、導入年度によって326と名付けられる。これに組み合わされるのは、こちらもSFL、EFOでも使用されるトムスTGE33エンジン。トヨタGRヤリス用の1.6リッター3気筒ターボをベースとしたもので、スーパーフォーミュラ・ライツで開発が進められ2024年からSFLに、2025年からEFOに導入されたもの。ユーロカップ3ではスペインのエンギサー101社が技術サポートを行う。また燃料は、スーパーGTでも使用されるETSレーシング・フューエルが使用されることになった。

 この変更にともない、SFLはクムホ、EFOはピレリ、ユーロカップ3はハンコックとタイヤの違いこそあるものの、シャシー、エンジンともに同一のパッケージで争われることになった。2010年代後半からFIAによるフォーミュラ再編が行われ、FIA F3や各地域のフォーミュラ・リージョナルはダウンフォースが少ない性格の車両が使われてきたが、この変更で強力なダウンフォースをもつダラーラ32Xシリーズによるミドルフォーミュラが増えることになった。

 またこの発表とともに、シリーズは2026年のカレンダーを発表。ヨーロッパ各国で全8ラウンドが開催される。さらに、現在参戦している10チーム中9チームが2026年も参戦を決めたと発表した。今季も30台前後が参戦しており、ダラーラ32X使用シリーズの中でも最大規模となりそうだ。

「我々を信頼してくれたチーム、スペイン自動車連盟、そしてすべてのパートナーに感謝したい。特に、今回新しいクルマを作り上げてくれたダラーラ、トムスに感謝を申し上げる」とユーロカップ3のゼネラルマネージャーを務めるマルコ・ロドリゲスはコメントを残した。

ダラーラ320に搭載されたスーパーフォーミュラ・ライツ用新型エンジン。GRヤリス用の1.6リッター直列3気筒ターボをベースとする。
2024年からスーパーフォーミュラ・ライツに採用されたTGE33エンジン。GRヤリス用の1.6リッター直列3気筒ターボをベースとする。
ユーロカップ3、2026年から車両を変更しダラーラ326×トムスTGE33エンジンを使用。SFL、EFOと同バッケージに
2025年のユーロカップ3レッドブルリンク戦の様子

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