31日(金)は、女性ドライバーのみが出走できるテストデーとなり、この日も午前・午後に分けてそれぞれ3時間のセッションが行われた。各チームは世界中のレースシーンで活躍する女性ドライバーを起用しており、なかでもジャガーは、全日本スーパーフォーミュラ選手権で走るJujuを走らせた。
今回出走した女性ドライバーは14名で、そのうち12名は昨年も同様のセッションに参加した経験がある選手が集まっている。走行は2セッションとも順調に進行し、最終的なベストタイムはマヒンドラのクロエ・チェンバースがマーク。テスト全体でのベストとなったモルタラの1分21秒493とは、1.274秒差だった。
初のフォーミュラEドライブとなったJujuは、午前セッションは習熟を重ねつつも2度ほど350kWの状態でタイムを刻み、計47周を走行して10番手タイムでセッション終了。
午後は全選手を通じて350kWで走行する場面はなかったものの、Jujuは序盤からペースアップ。トップ5に入るシーンも見られ、最終的に32周をクリアした午後のセッションは9番手で終了。女性テスト総合としては、トップと1.675秒差の9番手となった。
走行を終えたJujuはチームのレポートにて「今日、ジャガーI-TYPE 7をドライブできたのは素晴らしい経験でした。学ぶべきことはたくさんありましたが、マシンは力強くてレスポンスも良く、チームからも素晴らしいサポートを受けました。モータースポーツ界で活躍する女性たちの扉を開くこの取り組みに携われたことは、私にとって大きな励みであり、その一翼を担えたことを誇りに思います」とコメントしている。
■女性ドライバー向けセッション 全体タイム結果
| Pos. | No. | Driver | Team | BestTime |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 21 | C.チェンバーズ | マヒンドラ・レーシング | 1’22.767 |
| 2 | 23 | A.プリング | ニッサン・フォーミュラEチーム | 1’22.831 |
| 3 | 3 | B.ブスタマンテ | クプラ・キロ | 1’23.537 |
| 4 | 16 | A.パウエル | エンビジョン・レーシング | 1’23.657 |
| 5 | 14 | E.ロイド | エンビジョン・レーシング | 1’23.676 |
| 6 | 13 | J.チャドウィック | ジャガーTCSレーシング | 1’23.692 |
| 7 | 25 | T.カルデロン | シトロエン・レーシング | 1’23.838 |
| 8 | 28 | N.マルティ | アンドレッティ・フォーミュラE | 1’24.428 |
| 9 | 9 | Juju | ジャガーTCSレーシング | 1’24.442 |
| 10 | 22 | M.ガルシア | ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム | 1’24.615 |
| 11 | 94 | G.ジルコワ | ポルシェ・フォーミュラEチーム | 1’25.986 |
| 12 | 77 | J.エドガー | DSペンスキー | 1’26.060 |
| 13 | 51 | J.シャール | ポルシェ・フォーミュラEチーム | 1’28.854 |
| 14 | 7 | L.ビューラー | DSペンスキー | 1’28.919 |






