NASCAR XFINITY SERIES
第11戦 OneMain Financial 200
開催日:6月3日
ダニエル・スアレツが追い上げ3位
6月3日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第11戦『OneMain Financial 200』がドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
3日(土)午前中の予選では、昨年のエクスフィニティ・シリーズでシリーズチャンピオンと、ルーキーチャンピオンに輝き、今季からカップ・シリーズにフル参戦しているダニエル・スアレツとエリック・ジョーンズが3、4番手。
エクスフィニティ・シリーズに今季フル参戦しているマット・ティフトが6番手につけた。
午後1時16分、1マイルオーバルを60周、60周、80周の3ステージ合計200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
エリック・ジョーンズが4番手から好スタートを切り3位へポジションを上げると、スアレツ、ティフトが続き、トヨタ・カムリが3-4-5位で連なっての序盤戦。
ステージ1はこのポジションのままほぼ推移したが、終盤の46周目、コーションからの再スタート直後にスアレツのタイヤがパンクし、予定外のピットイン。2周遅れとなってしまった。
また、ステージ1終了直前にはティフトがタイヤトラブルに見舞われピットイン。2台揃って2周遅れの32位、33位でステージ1を終えることとなってしまった。
孤軍奮闘のエリック・ジョーンズはステージ1を3位でフィニッシュ。
ステージ間のコーションで1周遅れへと取り戻したスアレツとティフトの2台は、75周目、91周目のコーションでそれぞれ“ラッキー・ドッグ”を獲得。首位と同一周回に復帰した。
ふたたびトヨタ・カムリ3台での上位争い復帰となるかと思われたが、レースが折り返した100周目、6位走行中のエリック・ジョーンズが突然メカニカルトラブルに見舞われ、無念のリタイア。
ステージ2はスアレツが16位、ティフト19位で終えたが、この2台はステージ終盤にピットを終え、ステージ間にピットインしない作戦に出て、ステージ3を2位、4位で再スタート。
スアレツは128周目に首位を奪取。19周にわたって首位を走行したが、その後はライバルの先行を許し、3位でフィニッシュ。ティフトは9位でチェッカーを受けた。
次戦第12戦は6月10日(土)、ポコノ・レースウェイで行われる。
ドライバー ダニエル・スアレツ
「長いレースだったというのは確かだが、2周遅れからトップ争いにまで戻してくれたチームの仕事は本当に誇りに思う」
「レースをしていればたまにあるトラブルで、我々は一時2周遅れになった。その時点で諦めるのは簡単だが、チームの誰も諦めなかった」
「我々のトヨタ・カムリはトップ3の速さがあると感じていたし、その通りの結果が得られたが、更なる努力は必要であり、そうすればこの先何戦かで勝てるはずだ」