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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.06.21 18:00
更新日: 2017.06.22 17:23

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第15戦ミシガン レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第15戦ミシガン レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第13戦 Irish Hills 250
開催日:6月17日

デニー・ハムリンがシリーズ今季初勝利

カイル・ブッシュは最後尾から5位フィニッシュ

 6月17日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第13戦「Irish Hills 250」がミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

 17日(土)決勝直前に行われた予選では、カイル・ブッシュが今季シリーズ3度目となるポールポジションを獲得。今季3戦目のエクスフィニティ・シリーズ出場となるデニー・ハムリンが5番手、今季よりシリーズにフル参戦している20歳のルーキー、マット・ティフトが14番手につけた。

 午後1時49分、2マイルオーバルを30周、30周、65周の3ステージ合計125周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのカイル・ブッシュはスタート直後に後続から接触されスピン。どこにもぶつからなかったものの、いきなり最後尾へと後退しての追い上げを余儀なくされた。

 5番手スタートのハムリンが2位でステージ1をフィニッシュ。カイル・ブッシュは19位までポジションを上げた。

 ステージ2は終了直前にイエローコーションが発生したため、ハムリンらは先にピットに入ってタイミングをずらす作戦に。これにより、ステージ2はハムリンが10位、ティフトが19位、カイル・ブッシュが20位に一旦落ちたが、コーションのまま終了したステージ2とステージ3の間に上位勢がピットイン。これにより、ステージ3はハムリンが2位、ティフトが12位、カイル・ブッシュ13位で再スタートとなった。

 カイル・ブッシュは得意の再スタートを決め7位へとジャンプアップ。82周目にコース上の異物でイエローコーションが出されると、ハムリンはピット作業で首位に浮上、32周にわたって首位を走行した。

 レースが残り5周となった121周目、12位でトップ10圏内入りのバトルを繰り広げていたティフトがスピン。レースは残り2周でのスプリント決戦に。

 再スタートでは2位の19歳ルーキー、ウィリアム・バイロン(シボレー)が先行したが、まもなくハムリンが追いつき、ファイナルラップでは2台はサイド・バイ・サイドに。並んだまま2台はフィニッシュラインを越えたが、僅かに前に出ていたハムリンが、0.012秒差で勝利。今季シリーズ初勝利を挙げた。この僅差は、ミシガンで電子計測が始まった1993年以来、エクスフィニティ・シリーズでは最小差での勝利記録となった。

電子計測が始まって以来、エクスフィニティ史上最も僅差での勝利となったデニー・ハムリン(#20)
電子計測が始まって以来、エクスフィニティ史上最も僅差での勝利となったデニー・ハムリン(#20)

 最後尾から追い上げたカイル・ブッシュは5位でフィニッシュした。

 次戦第14戦は6月24日(土)、米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン

「優勝できて良い気分だ。我々のトヨタ・カムリは一日を通して速かった。最後は望んでいなかったコース上の異物によるコーションが出てしまい、第3ターンを立ち上がってからは祈るような気持ちだった。最速のピットをこなしてくれたチームを誇りに思う」


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