すぐにSCが出ると判断したルクレール、ラティフィ、松下ら上位勢が8周目にピットへ向かうがSCは出動せず。しかし、12周目にルイ・デルトラス(レーシング・エンジニアリング)が2コーナーでクラッシュすると再びSCが導入された。
16周目にレースが再開されると、1コーナーで松下がすかさずマルケロフをかわすが、その一周後、オリバー・ローランド(DAMS)がマルケロフをパスし、ファステストラップを記録しながら松下を追い上げる。
20周目、松下はこの段階で5番手を走行していたがタイヤ交換をしていないラルフ・ボスチャング(カンポス)を1コーナーでパスしようとして、オーバーランしてしまい15番手まで順位を落としてしまった。
激しい10番手争いがショーン・ジェラエル(アーデン)、カナマサス、セルジオ・シロトキン(ART)らの間で繰り広げられたが、25周目の8コーナーでジェラエルが縁石に弾き飛ばされウォールにヒットすると、後続のシロトキンがそこに追突し、コースが塞がれたため、レースは赤旗中断となる。
その後、レースが再開されることはなく、ルクレールが前戦モナコの雪辱を晴らし、今レース直前に亡くなった父へと捧げるポール・トゥ・ウィンとなった。松下は終始上位を走行していたものの、終盤のオーバーランのため12位でレースを終えている。
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