この大クラッシュ後、パフェットは自力でマシンを脱出。見守っていた観客は、その姿に大きな声援を送っている。
「自分の力でマシンを降りたかった」とパフェット。
「メディカルチームはすぐに僕のところに駆けつけてくれたし、彼らが救出しようとしてくれた。ただ、僕自身は背中や首に痛みを感じていなかったから、自力で出たかったんだ」
「あのクラッシュを目の当たりにした僕の妻や子どもたちがどれだけ心配しているか想像して、みんなに見える形で自分の無事を知らせたいと思った」
「打撲や切り傷はあるけど、あれだけの大クラッシュのあとにもかかわらず、今も元気だ。頑丈なマシンを作り上げてくれたデザイナーやDTMに感謝したい。サーキットのメディカルチームも完璧な仕事ぶりだったよ」
「今は家族と休暇を過ごしリラックスして、7月21日開幕のモスクワラウンドでマシンに乗り込むことを楽しみにしている。これまで以上のモチベーションで臨むつもりだ」
このクラッシュに巻き込まれる形となったロッケンフェラーはレース後、「ヘアピンへのアプローチを始めていて、なす術がなかった。足に怪我をしてしまったけど重傷ではない。モスクワ戦には出場できるはずだ」とコメントしている。
