レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.14 10:36
更新日: 2022.04.12 00:25

プレマ・セオドールレーシング 2017 ADAC F4第4戦オッシャーズレーベン レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | プレマ・セオドールレーシング 2017 ADAC F4第4戦オッシャーズレーベン レースレポート

優勝とポディウムフィニッシュを飾る

2017年7月7~9日
ドイツオッシャーズレーベン

 前戦のレッドブルリンクで大活躍を見せた3名のドライバーは再びドイツへと戻り、シリーズ第4ラウンド、オッシャーズレーベンへとやってきました。

 土曜日の予選開始前にコース全体が停電となり、開始時間が2時間も遅れるというハプニングに見舞われたその予選。

 FDA(フェラーリ ドライバーズ アカデミー)ドライバーの#9マーカス・アームストロングがポールから遅れる事、僅か0.114秒と言う僅差での2位、#44ユーリ・ビップスが8番手、#68ファン・マニュエル・コレアが9番手と3台全てがトップ10内でクォリファイしました。なおレース2のグリッドはこの予選のセカンドファステスト、レース3はレース1の結果のリバースグリッド(1-10位)で決められます。

レース1

 ポールの#83カミ・ラリベルテ(VAR)がスタートでエンジンストール。マーカスはトップを奪いそのまま快走。すぐ後ろに#33ジョナサン・アバーデイン(moto park)が終始1秒以内に張り付くがマーカスはそれに動じる事なくトップを維持。

 ユーリ、ファン共にスタートでジャンプアップするがファンがコースアウト。グラベルからコースへとなんとか復帰するものの順位を大きく落としてしまう。

 結局そのままマーカスはトップを譲らずに優勝。ユーリ6位、ファンは19位まで回復したところでフィニッシュとなった。

レース2

 マーカス2番手、ファン6番手、ユーリ8番手と3台ともトップ10内に入ったのに加え、全車1コーナーに対してイン側と言うグリッドポジション。

 スタートでマーカスとユーリはポジションキープ、ファンは1台をオーバーテイクし5番手につけた。ここから3位#13ファビオ・シュラー(US Racing)、4位アバーデイン、5位ファン、#27ニコラス・ニールセン(US Racing)が一群となってバトルをしながら周回を重ねる。

 アバーデンがシュラーにオーバーテイクを仕掛けて失敗。グラベルに飛び出しファンは4位の座をゲット。

 これでレースは3位のシュラーから4位ファン、5位ニールセン、6位に上がったユーリがテールトゥノーズで周回を重ねるが抜くには至らずそのままゴール。2位マーカス、4位ファン、6位ユーリとなった。

プレマ・セオドールレーシング 2017 ADAC F4第4戦オッシャーズレーベン レースレポート
プレマ・セオドールレーシング 2017 ADAC F4第4戦オッシャーズレーベン レースレポート

レース3

 レース1の結果からユーリが5番手、マーカス10番手、ファンは19番手と少々厳しいスターティンググリッドとなった。

 フォーメーションを終えグリッドに各車が着こうとしたその時、グリッド上でスピンする車輌が出た為エクストラフォーメーションラップに入る。

 2度目のフォーメーションは綺麗に整い全車一斉にスタート。素晴らしいダッシュを決めたのがユーリとマーカス。それぞれポジションを4位、8位と上げてのオープニングとなり、マーカスがさらに前を行くクルマを果敢に攻め立てる。

 コースの随所で激しいバトルが繰り広げられ、マーカスは#5リリム・ゼンデリ(ベルリン-ブランデンブルグ)にオーバーテイクされ順位を落とし更にペースを上げてきたmoto park勢に後ろからプレッシャーを掛けられる状態となったその時、ユーリの前、3位を走行中の#4ソフィア・フローシュ(ベルリン-ブランデンブルグ)が突然スローダウン。団子状態で走っていたトップグループは一瞬大混乱に陥った。

 これを冷静に見ていたユーリは3位の座を奪い取り、マーカスは7位までポジションアップ。ユーリは更に2位の#81ミハエル・バルドハール(ネウハウザーレーシング)に肉薄し何度かオーバーテイクを仕掛けたが抜くには至らず。

 しかし後ろから#28キム・ルイス・スカラム(US Racing)が攻め立てて来てそれを防御しながら2位を狙うと言う苦しい展開へと変わっていった。

 レースも折り返しの頃、2台のクルマがクラッシュしセーフティーカーが入る。このSCランで再度全車の間隔が詰まり残り8分でレース再開。トップから11位までが一列の集団となり、再度ポジションアップのチャンスが生まれた。

 ここでユーリは前を行くバルドハールをギリギリまで追い詰めるものの並ぶには至らず、そこへ再び背後からスカラムが襲い掛かりこれを防御すると言う展開がゴールまで続き、結局ユーリは2位と0.4秒、4位とは僅か0.2秒と言う僅差での3位表彰台を手にした。マーカスは終始ユーリが見える位置での6位、ファンは17位でのゴールとなった。

 この結果、ユーリはドライバーズポイントでトップ、チームもランキング1位を維持したままこのウイークエンドを終わらせる事ができました。次のレースは8月4~6日のニュルブルクリンクで開催されます。

ドライバーのコメント


関連のニュース