TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第19戦ロードン レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第19戦ロードン
デニー・ハムリンが今季初勝利!
エクスフィニティではカイル・ブッシュが完勝
ニューハンプシャーで行われたNASCARカップ・シリーズでは、トヨタ勢が終始首位を争い、デニー・ハムリンが今季初勝利。エクスフィニティ・シリーズでも終盤独走となったカイル・ブッシュが今季3勝目を挙げた。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第19戦 Overton’s 301
開催日:7月16日
デニー・ハムリンが今季初勝利!
トヨタ・カムリは4台がトップ6フィニッシュ
7月16日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第19戦「Overton’s 301」が開催された。
ニューハンプシャーは1990年開設と比較的新しいコース。最低2度、最大でも7度とバンク角が低いのが特徴の1マイルオーバルで、愛称は“マジック・マイル”。夏の大会に加え、“プレーオフ”の10戦にも含まれる重要なコースである。
年2戦行われるこのコースで、トヨタ勢は過去7勝。デニー・ハムリンとカイル・ブッシュが1勝ずつ(それぞれトヨタ移籍以前にも1勝ずつ)、マット・ケンゼスが3勝を挙げている。
トヨタ勢は今季ステージ勝利など速さは見せているものの、マーティン・トゥルーエクス・Jr.の3勝のみ。未勝利のカイル・ブッシュ、ハムリン、ケンゼスらの活躍に期待がかかった。
16日(日)午後3時17分に1.058マイルオーバルを75周、75周、151周の3ステージ合計301周(318.46マイル:約510km)して競われる決勝レースがスタート。
今季初のポールポジションからスタートを切ったトゥルーエクス・Jr.が首位を逃げ、その後方から3番手スタートのケンゼス、7番手スタートのカイル・ブッシュ、8番手スタートのハムリン、6番手スタートのエリック・ジョーンズらが続き12周目にはトヨタ勢がトップ4を占めることに。
しかし、35周目に出されたコンペティション・コーション(主催者によって予定され出されるコーション)からの再スタート直後、7位走行中のエリック・ジョーンズのタイヤがバースト。エリック・ジョーンズは壁にクラッシュし、レースを終えることとなってしまった。
再スタート後はトゥルーエクス・Jr.にカイル・ブッシュが2位で続き、その後方でケンゼスが激しい3位争いを展開。ステージ終盤の67周目にトラブル車両によりイエローコーションが出されるとカイル・ブッシュ、ハムリンらがピットへ向かうが、トゥルーエクス・Jr.を含む上位数台はコース上に残る選択。
残り2周での再スタートもトゥルーエクス・Jr.が決め、トゥルーエクス・Jr.は一度も首位の座を譲ること無くステージ1を制覇。シリーズ最多となる14度目のステージウィンを飾った。同じくピットに向かわなかったケンゼスが2位。カイル・ブッシュが5位、ハムリンが9位に入った。