一方、リバースグリッドが採用されたオープニングレースでは、ポールシッターのジェームス・トンプソン(シボレー・RMLクルーズ)が1コーナーでポジションを守り、レースの主導権を握るかと思われたが、スタート直後の緩やかなターン3で2番手につけていたヒューゴ・バレンテのラーダ・ベスタに押し出される形でコースオフ、波乱の幕開けとなった。

レースは、トップに浮上したバレンテが序盤をリードすることとなったが、すぐにバレンテにはドライブスルーのペナルティが下り、7周目からはスタートで3番手に浮上していたコロネルが新たなリーダーの座についた。
ただ、コロネルの後ろには王者ロペスがピッタリとつけ、中盤以降はシトロエンC-エリーゼの強烈なプレッシャーを受け続けることになった。しかし、経験豊富なコロネルはロペスの猛攻を巧みなドライビングで凌ぎきり、最後も0.319秒差でポジションを守り抜いて21周のトップチェッカーを受けた。

3位はミューラー。8、9、10番手スタートのホンダ勢は、モンテイロが4位、ミケリス5位、ハフが6位に入っている。
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