その勢いのまま、日曜のラウンド8を迎えたNSX GT3勢は、93号車が2番グリッド、43号車が3番グリッドからスタートし、ポールシッターのフェラーリを追う展開に。

 前日からスタートドライバーを入れ替えて臨んだ2台だったが、93号車のウィルキンスはすぐにマシンの異変を察知する。

日曜のレースでは、早々に93号車がタイヤグリップ低下により脱落

「グリーンになってすぐ、ターン1への突入でフェラーリをプッシュしようと切り込んだら、タイヤのグリップがまったくないことをマシンが教えてくれたんだ」

 その状況を背後で見ていた43号車のダイアーは、バックストレートですぐに2番手へと上がり、先頭のフェラーリ追撃体制に入った。

「彼(マーク・ウィルキンス)に何か問題が起きたのは明らかだった。前を譲られてからは、トップを追うことに集中したよ」

後半スティントを担当した43号車エバースレーが力走を見せる

 その後、レースは幾度ものイエローコーションが発生し、リズムが作れない展開となるなか、ドライバー交代を終えた43号車エバースレーは、ポルシェ911 GT3 Rのパトリック・ロングとの接触で相手を弾いてしまうアクシデントもありつつ、なんとかフィニッシュラインまでマシンを運び切ることに成功。連日の表彰台となるシーズンベストの2位を確保した。

43号車にとっても今季ベストリザルトとなる2位表彰台で、RTRには最高の週末となった

「彼(パトリック・ロング)のスペースを残しておこうとしたんだが、そのままはらんで結果的に彼を押し出す形になってしまった。その点は本当に申し訳ない」と振り返ったエバースレー。

「でも、こうして週末で3度のトップ5を記録し、初の勝利も手にしたことは、アキュラとRTR、そしてNSX GT3にとって励みになる結果だ。このままいけば、シリーズ終盤にはさらなる成功を手にできるだろう」

 PWCの次戦は、9月1~3日にテキサス州オースティンのF1トラック、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでの開催となり、スプリントXフォーマットでの最終戦となるラウンド9・10が予定されている。

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