ベルギーのカスタマーチームからエントリーするロビン・フラインスの11号車は、ドライブスルーを終えコースに復帰すると、目の前に現れた29号車、アウディスポーツ・チーム・ランドのクリストファー・ミースに襲いかかり、バックマーカーの処理に手間取る隙をついてオーバーテイクにトライ。

 しかし結果的にこのアタックで両者は接触し、ターン10のグラベルに沈む波乱となり、フラインスはスタック。ミースはコース復帰を果たしたものの、SCの影響で44号車とのマージンがほぼ消失する事態となってしまう。

 そしてSC明けのリスタートで、その44号車アウディスポーツ・チーム・マグナスのバン-デル・リンデは、わずかにダメージを負った29号車を捉えると、ターン5でアウトサイドから豪快にオーバーテイク。フィニッシュまで残り20分の時点で首位浮上に成功した。

 結局、アウディR8 LMSの2台はそのままのポジションで2秒488のギャップを維持したままチェッカー。ピエール・カッファー/マルクス・ウィンケルホック/ケルビン・バン-デル・リンデ組が勝利を飾り、ウィンケルホックはジュール・グーノン、クリストファー・ハースと組んでエントリーした前戦のスパ24時間に続く2連勝となり、IGTCのドライバーズ・スタンディングでも首位に浮上している。

 また3位には、PWCの強豪チームであるK-PAXレーシングのマクラーレン650S GT3、アルバロ・パレンテ/ブライアン・セラーズ/ベン・バーニコート組が同一周回となる最後の表彰台を決めている。

 そしてPWCレギュラーの2台を送り込んだアキュラ・ワークス、リアルタイム・レーシングのNSX GT3は、93号車のピーター・コックス/マーク・ウィルキンス/ジュール・グーノン組がクーリングトラブルによるオーバーヒートでマシンを止めるなか、ライアン・エバースレー/トム・ダイアー/デイン・キャメロン組の43号車が1ラップダウンながら4位に入り、アキュラNSX GT3の2017年パイロット・プログラム最終戦を上位で締めくくった。

 IGTC最終戦となる第4戦は、12月9~10日にマレーシアに上陸し『モチュール・セパン12時間』として開催される。

レギュラーシーズンとは異なるカラーリングで挑んだRTRアキュラNSX GT3の43号車は見事に4位フィニッシュ
8時間の決勝で同一周回でのフィニッシュとなったのは、表彰台に上った3台のみとなった
RTRの93号車は冷却系トラブルで21周目にレースを終えている
招待クラスで参戦したオーストラリアのMARC Cars 「Mazda3 V8」(日本名:アクセラ)は193号車が総合9位、194号車が10位と大健闘

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